ほぼ足りてまだ欲 その先

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渋谷暴動事件

 上野の駅を公園口で降りて文化会館のトイレを借りようと歩いて行くと、なにやらビラを配っているおじさんがいて「署名にご協力下さい」といっていた。良くあるなんでも良いから署名を要求して、挙げ句に署名した以上カンパをしろと強要する連中と雰囲気があまりにも違っているので、取りあえず話を聞いてみると、星野文昭のえん罪を晴らす署名運動だという。どこかで聞いたことがある名前だと思ったけれど、ビラを見てかすかに思いだした。
 1971年の11月に渋谷で返還協定批准反対デモが行われ、21歳の警官ひとりが殴られて死んだ。その犯人として逮捕され、無期懲役で収監されている人の名前だ。
 この署名運動をしている人が星野文昭という人とどういう関係の人か知らないけれど、星野は中核派だった。しかし、彼が死んだ警官を殴打したのを見たといっている目撃者の証言が客観的に見るとはなはだ根拠が揺らいでいることは容易に想像が出来る。
 これを客観的な目でもう一度考察し直すことは必要なことかも知れない。これだけ検察と警察のこれまでの不祥事が明らかになってくると、この案件も、という気になる。
 渋谷暴動事件、あるいは星野文昭という名前で検索すると様々な資料に当たる。ただし、「星野文昭さんを取り戻そう全国再審連絡会議」のサイトではすぐさま簡単に問題点がなになのか、理解するのが難しいという欠点がある。