ほぼ足りてまだ欲 その先

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受かりさえすれば

 今の時期、各政党が次々に衆院選に向けての公約を発表する。選挙に向けて、選挙対策で徒党を組んだ連中はとにかく力関係で群れを作るわけだから、その点についてのコンセンサスができていない。だから慌ててそれをまとめなくてはならない。なかなかまとまらない。それまでいっていたことだって、徒党を組む相手の主張にあわせて平気で引っ込めちゃったりする。それってどういうことかといったら、受かっちまえばあとはどうにでもなるということを認めているということである。
 橋下徹のグループはそれまでいっていたことを石原慎太郎がいっていたことにあわせることにしたらしい。だから、なかなかまとめられない。そもそも「理念」というようなことがなかったということになる。そんな連中が「ハイ、衆議医院議員でござい」といって付和雷同な対応をするのは目に見えている。どこかのプロゴルファーのおやじが、名前が知られているからと云って国会議員にしてみたら最低の振る舞いだったなんてことだって記憶にあたらし。
 いつまで経ってもそんなことに平気で騙されちゃうのがこの国の文化だっていうんだったらそれでしょうがない。しかし、いつまで経ってもこんな事の繰り返しをしていたら、勢いがなくなれば落ち込むばかりだろう。
 これまでは売るものがあって、その勢いにみんなが乗っかっていたからまだしも、これから先はそんなところはすべて失われていく。ここで必要なのは、正直、どんなに高邁な理想を掲げて社会を作っていくことができるのかというところだろう。それをとにかく議員になってからだとあからさまな連中に騙され、騙すことでおわりにするわけにはいかない。
 そう考えるとこれまで自分たちのために国民を食い物にしてきた自公民や、そこから派生した「機を見るに敏」ぱくり連中である「みんな」「維新」なんて連中に騙されていたらいつまで経っても浮かばれない。徒労感にとりつかれないためにも、考え直そうよ。