ほぼ足りてまだ欲 その先

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このまま

 どうやら民主党はいうまでもなく、自民党原子力発電というシステムそのものを否定するつもりはなさそうだ。維新の会は石原慎太郎が絡んでからというものまっしぐらに肯定しているし、公明党だって自民と組んでマジョリティーにいたいばかりに原子力発電を肯定する。みんなの党は反対だといっているけれど、是々非々だといっても、いざとなったらどうなるのかわからない。
 この国は原発そのものを否定するつもりはなくて、むしろどんなことをしても動かしていこうと思っている。活断層があろうがなかろうが止めるつもりは全くないし、すぐさま法律を施設の実情にあわせて変えるつもりもないから、できる限り今のままでいて、消費者、つまり国民から電気料を搾り取るだけ搾り取っていくつもりでいる。今の電力料金設定方法は今更いうまでもなく、戦後すぐの、如何に電力供給に電力会社が専念できるようにつくられたインセンティブをそのまま保持して電力会社が儲かるようにするか、というシステムそのものである。
 それはもうとっくにその役割を終えているシステムを儲かるからそのままにしているという国民に対する裏切り行為であることは誰も彼もが知っている。それなのに、そのままにして、儲かるシステムであるが故にこの危険きわまりない発電方式を放り出しておくとは、驚き呆れるばかりではなく、とんでもない輩であるということをこの国の有権者は無視していくらしい。