歌の会が毎年この時期に生バンドで歌う新年会をやるんだそうで、昨日がその日。こぢんまりした古いお店でピアノトリオをバックに一人一曲ずつ淡々と歌う。それでも20人くらいいてバックは大変だ。しかも、テンポをちっとも守らない人が何人もいるし、勝手に長々と喋っている人もいる。あれは相当に疲れるだろう。
このお店は日頃から、毎日ではないらしいけれど、午後1時からお店を開けて歌いたい人が集って歌っているのだそうだ。うちの近所ではよく見ていると昼からカラオケスナックが開いている。表示が出ていてひとり500円なんて書いてある。それだけ唄いたい高齢者が世の中には溢れているものと見える。ったって自分だってそのうちのひとりだからこんなところに行っているわけだけれど。我ながらがさつな歌で、こういう性格の人間には唄うということはストレス発散にしきゃならないのだ。
それにしてもどうしてジャズの歌い手さんというのは声をテノールのように張り上げずに声帯で歌おうとするのだろう。
