ティッシュの箱

　もうたった一日で薄いティッシュの箱をひと箱空にせんばかりの勢いで鼻水と闘っている。気がつかないうちにたらぁ〜っと垂れる。慌ててティッシュを取り出して拭く。これは風邪なのか、はたまたとうとう私も花粉症の栄誉に浴することになったのか。それとも中国から流れてきているもののせいなのか、皆目見当がつかん。見当がつかんけれども、事態は厳然として進むのである。鼻の穴にティッシュを詰め込んだりしているうちにとうとう粘膜を傷つけて鼻血まで出る始末である。
　こうなるとそれでなくても汚い爺は悲惨である。