ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

オリンピックバブル

 イギリスの「The Economist」の一部門、EIU(Economist Intelligence Unit)が、食品、服、交通費、不動産など160以上の品目について価格調査した結果を発表した。結果物価の高い上位8都市はこれ。

1.Tokyo, Japan (+1 place)
2.Osaka, Japan (+1)
3.Sydney, Australia (+4)
4=. Oslo, Norway (+1)
4=. Melbourne, Australia (+4)
6. Singapore (+3)
7. Zurich, Switzerland (-6)
8. Paris, France (-2)
 栄えある1位の東京と2位の大阪はなんと北欧、スイスより高いのか!?本当か?だって、デノミスパイラルに入っているんじゃないのか?これなら、もうアベノミクスなんて代物は要らないじゃないか。一体これはどういうことなのか。冗談じゃない。ここに書かれているどの都市よりも東京や大阪の物価は安いに違いない!
 Londonの地下鉄の料金を考えてみよう!東京、大阪の地下鉄料金と比べようにならないじゃないか。スイスの登山電車の料金を考えてみろ。どうしても納得ができないのである。
 豪州の物価はかつては日本に比べたら半分とまではいわないが、遙かに安く感じていたものだ。シドニーのオリンピックが開かれる前、オリンピック委員会のテレビでの広告は、これまでオリンピックを開催した各都市はみんな大気汚染や物価高に苦しんだ、しかし、このオリンピックはそんなことはないのだ、というものだった。多分招致運動で議論になったのではないか。しかし、残念なことにというか、案の定、オリンピックの後で、シドニーの住宅は馬鹿馬鹿しいほどに高騰した。もう、嘘のような状態になってしまった。なにしろ21歳になったら必ず独立した子どもたちが経済的な暮らし方として普通に採用されたのはシェアして暮らすというものだったのだけれど、家の中の部屋をそれぞれが使うということすらできなくなって、部屋を共同で使うなんてアイディアを語られたのを聴いたことがあるくらいだ。
 それで、オリンピックをやるとインフレになると思っているのでアベシンゾーもいい始めたのか。