パソコンが動かなくなった時、いろいろ試そうとこれをやったらこうなるはずだから、こうやって見たら、ダメだったからあれもダメだろう、これもダメだとうという類推というものをする。それでだんだん消去法で原因を突き詰めていく。
しかし、そんな消去法が全く訳に立たないことがままある。ところが日本の一般社会でのそうしたシステムではそんなことはほとんどない。例えば駅の改札機が同じ切符であれでは通ることができるけれどこれでは通ることができない、ということはほとんどない。日本の生活水準の高さというのはそういうところに現れていて、その点では機械も繊細だけれど、生活を送る上でのテクニックも結構要求される。私なんぞはもう既にSUICAの世界について行けてない。ましてやスマートフォンで通るなんて発想すらしない。いや、できない。
しかし、これに慣れていると他の国での単純な面倒くささというものに驚かされることになる。
