ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ラジオ

 昔からラジオが好きだった。大学を卒業するまでは横浜に住んでいたのでラジオ関東を良く聞いていた、というより民放だったらあそこが一番良く聞こえた。今でもニッポン放送が都内でも聞き取りにくいのはどうしてなんだろうか。自分がコンクリートの箱にしか住んでいないからなのだろうか。
 かつては電話リクエストなんてのがあった。ラジオ局がいう電話番号に電話をかけてリクエストを受け付けて貰う。これがなかなか繋がらない。繋がっただけで嬉しかったりして、実にウブだった。葉書を書いてもなかなか読んで貰えないから、いろいろ趣向を凝らした。残っていた年賀葉書で出す、葉書を重ねた時に目立つように周囲を赤く塗って送る。そのうち業を煮やして自分でかってなサイズに紙を切って送る。当時は郵便物に大きさの規定がなかった。それだけでも隔世の感がある。
 しかし、今のような「ラジオネーム」とかいって全く不可思議な名前を名乗ったりはしなかった。本名かもしくは「匿名でお願いします」だった。今の人たちはいろいろ目立つような不思議な名前をよく考えるものだと感心する。といいながらこのブログも私は仮名で書いている。パソコン通信が始まった頃からこんな風習が始まっていた。それをなんでか知らないけれど、ハンドル・ネームと読んでいた。そこから来ている。
 インターネットが繋がってからこんな事になったのだろうか。挙げ句に自分を「・・チャン」とか「・・さん」とか敬称やら愛称やらをつけて呼ぶようになっちまった。むずがゆい。その風習の延長線かも知れないけれど、自分のつれあいのことを自分の「奥さん」とか「旦那さん」とか呼んだり書いたりする。恥ずかしくないのだろうか。イヤ、恥ずかしくないからやっているんだろう。言語や文化なんてこんなもんだ。鯨なんてもう食わなくても良いだろうに。