人の妬みというものは際限がない。一日長く遊んでいる人を見ると負けたと思い、一日それが短い人を見ると勝ったと思う。あぁ、あの人は長く遊べて良かったなぁとは思わない。あぁ、あいつよりも長く遊べて良かった!と思う。遊びそのものの中身がどうだろうと、そんなことはどうでも良くなるらしい。
自分がやれないことを人がやっていると負けたと思う。人がやれないことを自分がやっていると勝ったと思うらしい。
それが体力的なことであっても、物質的なことであっても、技術的なことであっても、勝ったか、負けたかと気になるものらしい。それが起爆剤になることもあるらしいけれど、その方向がどっちに出るのかが大きな違いを生むことになる。
自分よりも楽しそうなことをしている人間に対しては興味がない、という反応をだすのがひとつの処理の仕方なのかもしれない。
昔からわかっていることなんだけれど、何度も繰り返す。人間は完成することなんて全くないからいつまでも繰り返す。