宮沢氏はJヴィレッジ（同県楢葉町）で記者会見し、廃炉・汚染水対策の現状について「難しい課題も抱えているが、着実に進んでいる」と述べた。（時事通信 2014年11月1日(土)19時49分配信）
いったいどこを見ているというんだろうか。どこをどうひっくり返したら「着実」なんて言葉が出てくるんだろうか。彼は衆議院の予算委員会で、経済産業相がこれまで福一に行ったこともないのに、何言ってんだと痛罵されてしまって慌てて出かけたようだけれど、完全防護の格好で万全を期していったようだ。で、その結果わかったことが「着実に進んでいる」という見解に現れているというのだとしたら、彼は現状をきちんと見せてもらえずに帰ってきたということか。こんな状態でオリンピックは愚か、地元民が帰って来ることだって、実際はず〜っとず〜っと先の話だ。どうせ君が生きている間にはそんな時は来ない。いや、もちろん地元民を謀って、「帰りたい」という気持ちを逆手にとって帰らせるというムリ線を張ることは可能だろう。だけれども、それが解決ということにはならない。
株主として、少しでも早く復配を願っているのかもしれないけれど、あまりといえばあまりな感想に、呆然とする。
