ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ナチスと同じ

 茨城県の長谷川智恵子教育委員(71)(日動画廊副社長)

障害児らが通う特別支援学校を視察した経験を話すなかで、

  • 「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるようにできないのか。(教職員も)すごい人数が従事しており、大変な予算だろうと思う」
  • 「医療が発達してきている。ただ、堕胎がいいかは倫理の問題」
  • 「意識改革しないと。技術で(障害の有無が)わかれば一番いい。生まれてきてからじゃ本当に大変」「茨城県では減らしていける方向になったらいい」
  • 出生前診断の是非などについて「命の大切さと社会の中のバランス。一概に言えない。世話する家族が大変なので、障害のある子どもの出産を防げるものなら防いだ方がいい」

橋本知事は取材に「事実を知って産むかどうかを判断する機会を得られるのは悪いことではない」とし、長谷川氏の発言に「問題はない」と話した。
朝日新聞・酒本友紀子2015年11月19日03時00分)

 この度の私の総合教育会議での発言により、障害のある方やご家族を含め、数多くの方々に多大なる苦痛を与えましたことに、心からお詫(わ)びを申し上げますとともに発言を撤回させていただきます。
 言葉足らずの部分がありましたが、決して障害のある方を差別する気持ちで述べたものではありません。反対に、生徒さん達の作品を拝見し、多様な才能をお持ちでいることも理解しており、美術の世界で、もっとお手伝いができるのではないかと思いました。また、生まれてきた子どもたちの命は全て大切なものであると考えております。
 今後は、教育委員として今まで以上に研鑽(けんさん)を積み、よりよい茨城の教育の推進のために微力ながら力を尽くしてまいりたいと考えております。(朝日新聞2015年11月19日18時43分)

 勿論この発言は問題視されて撤回ということになったのだけれど、この教育委員がこの程度の認識でいるということがわかっただけでも良かったのかも知れない。それが判明したのだから、この方に教育委員を辞退して貰わなくてはならないわけで、それをこのままにしておいてはいけないと思う。教育を考える立場につく人としては、ふさわしいわけではないから。