ほぼ足りてまだ欲 その先

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バス事故

 新聞には犠牲になった若者たちの顔写真が並び、どんなに良い子だったのか、どれほど前途洋々とした若者だったかの記事が続く。これを読むのは人の親としては辛いものがある。うちの子がこういう事故に遭ってしまったらどうだろうかと身につまされる。
 しかし、こんなことをいってはなんだけれど、これでもか、これでもかと親や兄弟に取材するのは勘弁して貰いたい。
 そこまでは知りたくない。
 しかし、どうしたらこんな事故がなくなるだろうかと思案を巡らすと、これは非常に難しい。誰だって、できるだけ安く買い物は済ませたい。比較するとレベルは高いけれど、料金も高いというものを選択するかといったら、なかなか難しい。例えばホテルに泊まろうとするとき、レベルの高いホテルに泊まろうとすると料金は高い。じゃ、どの辺のレベルで手を打つのかといったら、考えあぐねるだろう。ひょっとすると安いけれど、たまたまであった地震で簡単に崩壊する建物かも知れないし、スプリンクラーのようなものがついてはいるけれど、作動しないくらいメンテに手をかけていないかも知れない。
 安いものに手を出すからだよ、といわれたって、どの程度のものなら安心なんだという保証は誰がどうやって判断するのかといったら、それは誰にもわからない。
 ちゃんとした一流といわれる企業が絡んでいるから大丈夫なんだとブランドを信じて買ったって、杭長が足りなくてマンションが傾いちゃったりする。この結果はどうにもならない。命を取られなかっただけ、やっぱりブランドだということになるのだろうか。