ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

テレビ

 それぞれに面白い番組だった。ロダンと弟子のカミーユ・クローデルの話はあたかも小説のようだ。
 オルセーではほとんど印象派の話で、印象派を支えた画家、私も好きな絵『床の鉋かけ』でしられるギュスターヴ・カイユボットの話が出てきて、とても嬉しかった。
 ガウディの番組は没後90年の番組として今さらながらではあるけれど、外尾悦郎が出てきての解説は非常に面白かった。
 それにしても彼のジャケットの色は素晴らしい。彼の風貌に実に似合っている。誰かスタイリストみたいな人がいるんだろうか。それでも夏場のあのハットはちょっといただけません。あぁいう人だったらパナマにして戴きたかった。
 すべてこの三つの番組に共通していることは女優が案内役として登場するのだけれど、そのどれもが私にとっては要らぬ存在だ。なにも気取って食事するところなんぞを見せてくれなくてもいい。食事の料理は見てみたいけれど、彼女たちが画面に向かってそれらしく語るのは願い下げにして貰いたい。辛うじて年齢を重ねてきた薬師丸ひろ子の冷静な行動は許容範囲であるけれど、他の二人はまったくお話にならない。この種の番組が好きで、重なれば録画をしてまで見るのだけれど、ことごとく余計な時間をそんな女性の話に費やされてしまって、至極残念である。

追記

 オルセーの写真を撮った記憶が全くない。あのまだ駅だった頃からついている大きな時計をなぜ写真に撮っていなかったのだろうかと、当時の写真ファイルを探してみると、まったくオルセーの写真がない。ランチの写真すらないのだ。ルーブルの写真はあるのに、どうしてなんだろうと首をひねっていたら、オルセーの写真撮影が再許可になったのは昨年、2015年3月18日からのことだったのだそうだ。この一年間にいった人は撮れているというわけだ。