ほぼ足りてまだ欲 その先

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もはや

今週のお題「わたしの本棚」
 私の本棚は一本だけ新しい。それは3.11で壊れてしまって新替えしたからだ。今改めて数えてみると10本の本棚があって、それに収まらないものがあちこちに積み上げてある。実際に何冊の本があるのか、数えてみたことはないが、多分私が死んだあと、家族はぶつぶつと文句をいいながらすべてをビニール紐かなんかで束ねて捨ててしまうのか、古本屋か、ブックオフに譲り渡してしまうことになるんだろう。
 自分にとっては意味があるものであっても、他の人にとっては何の意味もないというものばかりなんだろう。
 保阪正康の著作はその大半がある。鶴見俊輔は全集ものがほとんどない。これは古本屋でもみたことがほとんどない。一体全体どうなっているんだろう。もうしばらくすると出てくるのかも知れないけれど、その時は多分私にとっては手遅れだ。
 最初の大学で学んでいた時にはほとんど本というものに金を遣っていなかったけれど、二度目の大学ではかなりの分量を入手していた。しかし、それも今となっては随分古いものとなってしまって、時代遅れも甚だしい。あれからすでに15年も経っている。
 ノンフィクションのものは時代が古くてもその当時の記録として機能するので、自分にとっては捨てられない。だからできれば活用してくれる人がいれば良いんだけれど。
 古い雑誌は思い入れがあって捨てられないのだけれど、多分他の人にとってはまったく価値がないのかもしれない。National Geographyは古くても面白いのだけれど、甚だマニアック趣味かもしれない。