ほぼ足りてまだ欲 その先

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独演会

 昨日は王子・北とぴあ柳家我太郎の独演会でございます。(写真はまだ開演20分前です。開演時間にはほぼ満員。)
 なんと今回で18回。半年に一回ですから、9年経ったことになります。ここでやっている独演会に私は初めてですが、もう4回目になるそうです。多分、過去二年間は旅と重なったのかなんかで行っていないということだ。それまでは町屋でやっていた。
 この独演会は我太郎師の噺も勿論面白いんだけれど、そのあとの打ち上げが大変。
 開口一番・前座は春風亭一朝さんの八番目の弟子、一花。彼女は多分覚えていないんだろうけれど、出身大学が私と一緒で、金原亭馬久と彼女ともうひとりの前座見習いの三人で会をやったことがあった。彼女の話は不思議な世界ができていて、これ、今時の若者に受けると思うんですよ。彼女たちがひょっとすると落語界を変えていくような気がします。1万8千人も人が集まったといわれる湯島の謝楽祭で若手女性噺家三人でキャンディーズをやったらしい。
 我太郎師は一席目に・・・なんだったか想い出せないなぁ。ゲストはぴろき。昔は何だか貧乏くさい芸だなぁと思ったものだけれど、不思議なことに売れてくると、もうこっちが笑おう、笑おうとしているからドッカンドッカンと大受け。「体重計に乗ると、思わずおなかをへっこめるンですぅ。おなかへっこめても同じですよ、っていわれるんですぅ。でも、おなかへっこめないと体重計の数字が見えないんですぅ」って具合。
 膝代わりは翁家和助大神楽です。またこれか、と期待してなかったんだけれど、こいつ、凄いわ!
 我太郎師の二隻目は「紀州」ちょっとしばらくこの噺をやる人を聞いたことがなかったような気がする。我太郎色がでていて良かった。
 打ち上げは近所の居酒屋。大騒ぎ。我太郎師がお客さんのお酒を配っていた。なぜか知らないのだけれど、私は我太郎師に名前を覚えられている。