実際の話、水産資源というのはどれほど枯渇しかかってきているんだろうか。クロマグロはもうすでに今年の分を取ってしまったんだと新聞で読んだ。問題は定置網でクロマグロの小さなものまで取ってしまうことにもあるんだとテレビがいう。クロマグロは鱗がないから、傷つきやすくて、四六時中泳いでいないと死んでしまうし、定置網にかかったものを取り出していけすに移してもほとんどが死んでしまうんだという。
規制は取ったときに既に死んでいるものには適用されないからといって、すぐさまそこで締めてしまって「死んでいた」といえば良いんだという風潮すらあるという。漁業関係者はとにかく取らないと身銭にならないから、「取っちゃだめだ」といわれたらその時点で生活の問題になる。しかし、だからといって際限なく許していたら、早晩資源は枯渇して自分で自分の首を絞める。
農業は休耕田を際限なく続け、日本の米生産農業を規制するだけでほぼ展望のない政策に終始した。
いつまでも魚料理を楽しむ為にはいったいどうすれば良いのか、将来が見えない。といいつつ、テレビのマグロ料理に目を輝かしている自分がいる。