ほぼ足りてまだ欲 その先

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子どもの頃

 多分今の世の中だったら、子ども時代の私は多分発達障害じゃないかと疑われたかもしれない。なにしろ、小学校では授業に集中したなんて記憶がこれっぱかりもない。外を見るのは大好きだった。夏には白いキャラコのカーテンが翻っているのをずっと見ていた記憶もある。忘れ物といったら、まず最初に「これはキミのじゃないの?」と女性教師が私に聞いた。学校から帰るときに校庭に二列に並んで、「先生、さようなら、皆さん、さようなら!」と挨拶をすると、私は決まって忘れ物をしたといって教室に戻っていったそうだ。
 器用にものを始末することは当時も今も嫌いだ。へたっくそだ。
 しかし、発達障害じゃなかった。なんでそうだとわかったのかは知らないけれど、周りの人がそうだとは思わなかっただろうというだけだ。ただ、浮ついた日常を過ごしていただけだ。あれからこっち、ずっと浮ついているけれど。