ほぼ足りてまだ欲 その先

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小笠原

 昨年8月に放送された新日本風土記を偶然テレビで見てしまった。父島といえば知り合いの若者が実習で夏休みに小笠原社協にいっていたことを思い出した。みんなして羨ましがったものだった。実習なんだから遊びに行っていたわけじゃないだろうに。
 小笠原は戦中強制疎開をされて島民は本土に行かされていた。しかし、15歳以上の男子はどうやら残されて、徴用されたらしい。その数825人。強制的にだ。これだって、本当は国家に補償してくれ!と主張しても良いくらいだ。敗戦後は米軍に占領されていたから、旧島民でも欧米系の先祖を持つ人たちだけが帰島を許されたそうだ。200人にも満たない人数で。何しろ無人島だったこの島に最初に暮らしたのは鯨船の基地を作ろうとしたアメリカ人だったわけだ。返還されたのは1968年。ようやく旧島民は帰島が許されたそうだ。
 珈琲を栽培している人がいるとは思わなかった。