ほぼ足りてまだ欲 その先

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米英撃滅の歌

 TBSのラジオに慶応義塾大の片山 杜秀(かたやま もりひで)という先生が出てきて、尊皇攘夷の話をしながら軍歌を掛けた。もちろん最初は「♪みやさん、みやさん、」というトンヤレ節で官軍のなんだか裏寂しいメロディーである。
 で、「米英撃滅の歌」というものを聞かせてくれた。作詞野口米次郎、作曲山田耕筰。その三番の歌詞は「草は燃える 壊滅の時は今だ 鬼畜米英 断じて斃せ 山が彼奴らの 墓標だ墓石だ 山が彼奴らの 墓標だ墓石だ」ってんです。戦意高揚って奴ですね。
 「比島決戦の歌」ってのもすごい。なにしろ、4番まで後半は全部「いざ来いニミッツ マッカーサー 出て来りゃ地獄へ 逆落とし」ってんですからね。
 多分こういう軍歌も、あの寂しい「戦友」という歌と共に唄われていたのでしょうねぇ。うちの親父達が宴会をやると、割り箸で皿を叩いて、「ちゃんチキおけさ」とか、こんな軍歌でしたよねぇ。