麻疹にかかったかどうか、ということは子どもの頃から頭にたたき込まれておりましたので未だに覚えているのですが、確か、小学校低学年、多分三年生くらいでしょうか、にかかっています。すぐ上の二歳違いの姉も一緒にかかり、ふたりはひとつずつ自分が欲しいものを買ってもらえることになりました。変な話ですが。
で、私は近所のお金持ちの三兄弟が持っていたラジコンのバスが欲しいと主張したんですが、これは却下。単なるバスのおもちゃになりました。
姉は当時大流行だったミルクのみ人形でした。ミルクを飲ませるとおしっこをするんでございます。なんちゅうことなく水が通り過ぎるだけですが、たったこれだけのことで、子ども達は「お〜ッ！」と感嘆の声をあげ、目を見張ったのでございます！
ということで私は麻疹を通り過ぎたのです。
