ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

なめるとはこのことだ

 自民党河野太郎道路保全技術センターの欠陥道路調査を追求してきた。そしてそれが露見したのは彼等の活動によるところ大である。
 その河野太郎が自身のブログ

道路保全技術センターの前理事長が、国土交通省所管の社団法人日本トンネル技術協会の会長に新たに就任している。
しかも、その他に社団法人日本道路協会の副会長、社団法人日本道路建設業協会の理事、そして今年8月に名古屋で開かれる第11回国際アスファルト舗装会議の実行委員長にもなっている。

 と報告している。
 道路保全技術センターは「3年以内に解散させる予定」と前原国交大臣が明言したのが昨年の11月だと記憶している。その時点の理事長は元建設省技監の佐藤信彦で、なるほど、かれはすでに日本トンネル技術協会の会長としてウェブ上でも挨拶を掲載している。
 こういう事実を国会で追及するのが野党の役目。河野太郎はこの事実を持って国交省を追求するべきであるが、与党は亀井静香を初めとして郵政に天下りを配した以上このくらいには眼をつぶるつもりなるや?頑張れ河野太郎。ちゃんとやれ!民主党

阿久根市長

 皆様おなじみのお騒がせ、勘違い男の竹原信一阿久根市長が今度は「市役所庁舎内での撮影取材を原則禁止する」と通告。市長は年始の仕事始め式など公式行事でも「新聞社の取材はお断りする。理由は言わない」と取材拒否。職員に対しても「マスコミの取材には一切応じるな。接触もするな」と通達するなど、庁内での取材活動を規制。(毎日新聞2010年01月27日 14:23)。救いようがない。

歩くためと称して

 どうも黙っていると家に閉じこもる傾向にあって、まったくの話身体を動かさない。今朝もどなたかが「身体を動かさないと脳そのものも動かない」といった話をされていたので、そうか、やっぱりまずいことになりそうだぞと危機感を持った。そこに帰ってきた連れ合いが近所の同年齢のおじさんが歩きにいったというものだから、やっぱりこうしちゃいられんと思ったものの、いつものように近所を歩くのでは面白くない。それで、目標を昼飯処にすればいいと理屈をつける。

動坂食堂

食べログ 動坂食堂

 さればと、twitterで私がフォローさせて戴いている方が書いておられた動坂下の「動坂食堂」のアジフライ定食を食べに行こうとバスに乗る。道灌山下でバスを降りて、動坂下の交差点まで歩く。この区間は殆ど通ったことがないので、見るもの見るものみんな珍しい。左官屋さんでは若い職人さんたちがなにやら立った壁に鏝を使っている。午後2時前になりそうだというのになんの変哲もなさそうなラーメン屋さんと覚しき建物の前に若い人たちが何人も立ち並んでいる。並んで食べるほど旨いという事なんだろうと思ったら、帰って調べてみると随分名の売れたつけ麺やさんだそうだ。
 今の若い人たちはこうした食いものを論評するのがなんでこんなに好きなのかと思うほど様々なところに書かれている。なにしろ製麺所がどこだとまで書いている人がいるんだから凄いねぇ。
 近所に「住居に不法侵入するんじゃない」という手書きの看板をべたべた張った家がある。よく読むともう八年にもわたって地上げを狙われていると書かれている。物騒な話だなぁ。
 動坂食堂は交差点の角にあって等価交換ででも建てたのか、ビルの一階に入っている。開けて入ると左手に四つのテーブル、右手に三つ、真ん中に三つくらいだろうか。全部埋まったら40人くらいは入れそうだ。壁に短冊がずらぁ〜っと。一番端っこに書いてある定食はといえばアジフライ定食で、実は私はアジフライが大好き。そういえば昔は良く鮭のフライをオフクロが作ったなぁという話は前にも書いたか。ウェブで読んでいたので注文と同時にご飯少なめ宣言。これで30円安くなるんだと伝票が来てわかる。丁度良い量で、ぴったり。しかし、アジ一枚というのはちょっと物取りない。そうかといってそれだったらきっとこの値段(通常ご飯の量だと580円)じゃ終わらない。
 店内にはおじいさんおばあさんの6人組がまったりとビールを呑みながら食事だ。私の隣にいたおじいさんが呑んでいるビールを持ったままその六人組に近寄っていく。なんだろうと思ったら知り合いだったようで、親しそうに声を掛け合っている。
 しかし、さっきから続いている話題は病気のことばかりで、どうやら誰かが癌を患っている様子で、抗がん剤が強くてどうのこうのという話だ。なんだかこれでビールがなかったらどこかのデイサービスみたいである。
 お客は仕事の合間の昼飯という雰囲気のサラリーマンと覚しき男性がひとりだけいたけれど、あとは全員私も含めてもはや隠居の男性ばかりだ。
 不忍通りをとにかく上野広小路に向かってただひたすら歩く。そういえばこの辺に古本屋さんがあったはずだと思ったらなんと水曜日で定休。そりゃ残念。
 根津の地下鉄の駅近くまでやってくると近辺のビルの壁に「反対」と書いた垂れ幕があちこちに書いてある一角がある。何に反対なのかと周りをよく見ると、NTTのビルの周りで、そのNTTの建物の柵に法定の「建築計画のお知らせ」が貼ってある。最高高さ37mほどと書かれているのだけれど、建物そのものは「地上7階」と書いてある。これだけの高さがあったら普通のビルだったら10数階に相当するわけだけれど、こりゃ一体何だろうと思うと「電気通信事業用建物」とされている。一体何だろうと思ったらその反対幔幕でそれが知れた。無人の通信事業用コンピューター施設のよう。随分前から揉めているらしいけれど、NTT側は地域住民からの要求に応えた説明を前向きにやってこなかったために揉めているようだ。最初の対応が大間違いだったのだろうなぁ。こういう建物は24時間稼働で、なおかつ厳格な空調が必要だから閉鎖的な建物となり、当然空調機が大きくなる。地元は景観を心配するし、何よりも電磁波の影響が心配になる。
 電磁波の人体に対する影響については今のところ科学的な解明が明確でないという大きな問題がある。
 池之端までやってくるとおどろおどろしい名前の38階建てのマンションがそびえている。とはいってもこの辺まで来ると周りはマンションだらけだ。この辺には先日広告が新聞に入っていた驚く価格のマンションがあるはずだけれども、と思っていたらあるある。それすらなんだか高級感が漂う販売拠点が。何しろフラッとは行かれないらしくて「予約制」と書いてある。なるほど高いわけだ。それにしてもこの辺にこんなに高いものを建てて大丈夫なんだろうか。岩盤支持層まで杭は到達しているんだろうか。ま、よそのうちのことだから勝手に心配するには及びませんとでもいわれてしまうのかも知れないけれど。
 その辺まで来ると妙に緊急自動車のサイレンがうるさい。そのうちに不忍通りを日本医大と消防署の救急車が飛んでいく。天神下まで来ると角に消防車が数台とその救急車が停まって、赤いランプがくるくるしている。しかし、ホースが延びているわけでもないし、きな臭いわけでもない。周りの人たちはみんなきょとんとした顔をして覗いている。一体何だ・・。松坂屋の前まで歩いて行く途中で気がついた。この辺には三絃屋さんが結構ある。いや、正確に言えばすぐに二軒に気がついた。昔はあちこちにあって、そういうものを扱っている職人さんが結構いたものだ。そういえば、あっちもこっちも気がついたら大きなビルかなんかになってしまっているけれど、あぁいう職人さんは皆さん一体どこにいってしまったんだろう。

10円三つ

バスに、バスに乗ろう
バスに乗って旅に出よう

10円、三つで旅に出よう
バスに乗って旅に出よう

 お恥ずかしながら42年前に私が作った曲の詞。なにしろこれだけでA-メロ2回分なんだから恐れ入る。全曲通しで15分になろうという長さである。当時、そんな曲はヒットしてもドーナツ盤に乗らない。そんなことを考えるような状況にはいなかったからそんなこと考えもしない。昨年その当時以来久しぶりに出会った某音楽プロデューサーが「思いっきりの白玉の羅列に驚かされました」といったくらいだ。
 当時の都バスが30円だったわけで、それが今では200円である。しかし、この200円というのはむしろ安い方で京都の市バスだと220円はするし、あっちはゾーン・システムだから一定以上はあがっていくので整理券が必要な路線もある。
 地方に住むことの大変さはパブリック交通機関がどんどん斬り捨てられてしまう状況になり、挙げ句に残っていても高くて目の玉が飛び出るほどの料金であることの上に、滅多にやってこないという状況だ。先日もテレビでやっていたけれど、年老いてきたらできるだけパブリックな足が便利なところに住みたいと思うようになってきた。恵まれている人はそれまでの住まいを売り払って都心に帰ってくる。ようやく日本も住み替えという概念ができてきたといっても良いのだろうか。その代わりに若い人たちが地方で暮らしはじめてくれるとそっちもまた元気が出る可能性があるかも知れない。いずれにしろ世代間交流を考えなきゃなぁ・・・。