年金を未納していたことに関する不手際があったからといって、官房長官が辞任した。
この人は個人情報なんだから踏み込むなと云い、起こっちゃったものはしょうがないだろうと云い、軽んじたというわけではないが、と暗に軽んじていたことを認めていた。
国民年金は全国民の強制加入であり、国民の成人以上の全員が毎月の1.33万円の拠出がなければ成り立たない仕組みである。
それでいながら4割の該当者が未納であり、未納期間については2年間遡って納入することしかできない。これはやむを得ず未納となった人を救済するためのシステムであり、払いたい人が払えないシステムはやっぱりおかしい。
4割の未納者をそのまま放置してきた社会保険庁の責任は重大だ。
しかし、これはいかに罰則がなかろうと居直ればよいと云うことではない。
それですむのだとしたら、わたしたち国民はまったくバカにされていることに気づく必要がある。
官房長官を辞任するくらいでごまかされてはならない。
代議士を辞めるのでないんだから、なんの意味もない。
野党の代表をすら辞めることのない民主党の菅に至っては噴飯ものである。
