ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ディナー・ショー

 層雲峡のホテルに着いたのは谷間に夜の帳が降りようかとしている時であった。これだけ車に乗り詰めていると、車から降りると膝が痛い。年だ。とりあえず夕飯にして、後でゆっくり温泉にはいることにする。で、食堂に行くと100人以上分の配膳がしてある。案内されて食べ始めても、なかなか人が来ない。どうやらバスが遅れているようである。そんな中30人ほどの中国語の人たちが入って来て奥の方にきっちり詰めて座る。ビール(美酒?)で乾杯なんてしている。元気だあなぁ。
 と、突然音楽が鳴り響いたと思ったら、しもてから西洋人の女性が4人次から次に連なって出てきて、踊っている!え!なに、これ!と思うまもなく、始まったのはなんと、マジックショーである。ロシアのチームの大マジックである。参った!ところが、どうも慣れぬ環境だからなのか、ネタバレバレになっちゃうんだなぁ、このマジックが。今まで理解できていたなかったボックスに人が入っていろいろやるマジックのほとんどのネタが一挙に氷解!
 何しろ一番前にいるのが台湾からの(後でわかった)ツアー客で、ロシア人のマエストロ(最後にそう紹介されていた)はしきりに「どうぞ!」と日本語を使うんだけれど、その人たちは理解できない(当たり前だ、台湾の団体だもの)。それでも言葉が通じない演者と客の間でも、ちゃんとステージに上がってきてマジックに参加したりする。世の中言葉に振り回されちゃダメだってことだ。