ほぼ足りてまだ欲 その先

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日本の紅葉は大雪から始まる

 これは層雲峡の黒岳に登るロープウェーのなかでの案内アナウンスの台詞である。層雲峡に泊まるんだと知った時は、翌朝はそのまま降りる、と思っていたんだけれど、余市で「大雪ならそろそろ紅葉だろうなぁ」という言葉を聞いたので、俄然ロープウェーに乗る気になる。しかし、千歳に午後2時頃までに戻らなくてはならない。朝飯も食わなきゃならない。急いで食べた割にはお代わりをして宿を出る。なんと賢い団体は起きしなにそのまま上に上がり(このロープウェーはなんと午前6時から動いているというのである)わたしたちが出かけようとしていた8時過ぎにはもう帰ってきていた。それから朝ご飯なのである。
 ロープウェー:@1750円、その上のチェア・リフト@600円。た、た、たかぁ〜い!しかし、見事であった。私の写真ではあまり見事ではないが、これはカメラのせいである。南側斜面の方が紅葉は進む。まだ上の方だけであるが、黒岳頂上直下だとすでにダケカンバには葉が残っていない。後一週間くらいで全山紅葉するのではないだろうか。ロープウェー乗り場の駐車場にいる場内整理のおじさんたちは皆さん、とっても愛想がよい。今回の旅で感じたのは北海道の人は皆さん、本当にサービス精神があって一生懸命である点だ。
 札幌に向かうには道央道をひたすら走る。途中のPAで飲み物でもとトイレついでに入ったら、そこはなんとトイレのみのところだった。まるでオーストラリアの田舎を走っていて、見つけたインフォメーションマークをあてにして曲がったら、トイレとボードがあるだけだったのと、まったく一緒。要するにそれほど人が来ないと云うことだろう。わたしたちを含めて二台しか止まっていない。ここで私がトイレから出てきたら、牛を10頭ちょっと載せたトラックがやってきた。その運転手さんと思わず眼があったので、コンニチワ!というと、髪の毛を栗色に染めた、年の頃なら40代の運転手さんは、「今日は良い天気だねぇ〜!」と挨拶を返してくれた。こんなこと本州じゃないね。断言。