ほぼ足りてまだ欲 その先

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「だまされることの責任」佐高信x魚住昭 高文研 

「はじめに」で佐高信が書いている伊丹万作伊丹一三、後に十三の父、映画監督)についての文、そしてそれに続く「戦争責任者の問題」という伊丹万作が「映画春秋」1946年8月号に書いた文は実に考えさせる。正に万作がいっていたそのままの時代が終戦後丸60年経ってみるとすでに到達していることに気がつかざるを得ない。”だまされるものにも罪はあり、だまされぬ知恵をつけるそうした教育が重要である”といわれると、あ、遅すぎたかも、という恐ろしさを感じないわけに行かない。いつの間にかこんな状況になっている。
だまされることの責任