ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 連れ合いと郵便局やら銀行やらを歩いて、やらなきゃならないことをすまして歩く。死んだ母親の位牌ができて、お知り合いの仏壇屋さんに受け取りに伺う。知り合い価格だということで安くしていただく。知り合いだということでサービスしてくださったけれど、こういうものをまけていただくのには何となく抵抗感があったりする。やっぱり買い物なんだから少しでも安い方が負担が減るわけだけれども、おふくろがどこかから見ていやしないかとなんとなく後ろめたい。
 通りかかりに昔からちょっとお昼に立ち寄る「初すし」でちらし鮨をいただく。ほんの少しずつの量ではあるけれど上に乗っている刺身がうまい。貝が春を感じさせる。ここのお店は老夫婦がお二人でやっておられ、お店はもうこの30年ほど変わっていない木造の二階屋。昔はこの周りは全部こんな造りの家が建ち並んでいたのに、25年ほど前からぽつぽつと鉄筋ビルになり、つい最近にはすぐ隣がお店をたたんで大きなマンションになってしまった。それでもこのお店はずっと変わらない。昼に一回り、夜に飲みに来る人がいる程度らしい。12時半にいったら椅子がいっぱいだったので、用事を済まして10分後に行くともうスペースが空いていた。
 銀行のキャッシュカードをICチップ付きに変える手続きをする。そのカードからは暗証番号も変える。どんどん変えていかないといけないらしいから変えるつもりだけれど、どこまで忘れない番号を確保できるのだろう。そのうち自分では覚えていられないような番号を使うことになった時はどうするんだろう。
 近所のスーパーでいつも愛用している下着のT-shirtが3割引だというのでまとめ買い。こういう生活の知恵をどんどん取り入れていかないとこの先原資に不足を来すかもしれないものなぁ。こうしたひとつひとつが驚くほどの値段でないものは、使い勝手を優先にしたいから気に入ったものがあったらそれをずっと使うことになる。その点で最も効率が悪いのが靴だと思う。安くて履きやすいものをようやく見つけてもあっという間にその形が廃盤になってしまって次にはもう手に入らない。そりゃもちろん、平和堂のような歴史のある靴屋さんで定番のものが自分に向いていればずっと確保できる可能性が高いけれども、価格も高い。これはまめに動かないと自分の思うようにはならない。あのユニクロも型がどんどん変わる。昨年とても気に入ったシャツがあったのだけれども、これは今年は難しいと思ったら、今日は片隅にバーゲン価格になっているものを見つけた。「ラッキー!」と持っていくとタグに書いてある価格よりもまた安くなっていて嬉しかった。さて、どれか捨てなくちゃならんなぁ。