「JR西日本の労働管理を突く！」というスタンスのテレビジョン番組が増えてきている。「ひどいねぇ・・・！」という視聴者の反応が予測できる。しかし、現実的に電車が止まると、あるいは大きく遅れると「どうなってんだよっ！」と駅員にくってかかる人間も同じだ。考えなくちゃならないのは確かだ。よその国に行くと時間通りに電車が来るなんて誰も期待していなかったりする。「次の電車は運休になりました」というアナウンスが突然プラットフォームに流れても＿|￣|○はしても、文句は言わない。文句を言っても誰も「知らないんだよなぁ」という反応しか返ってこないことを知っている。だからひたすら待つ。何から何まで、アメリカナイズされることが近代化だと今でも固く信じて疑わない自民党をしっかりと支持して揺るぐことのないこの国でそうしたアメリカナイズが行われないわけはないのに、「大和民族は勤勉な民族であるが故に優秀なり」とこれまた固く信じている自由史観の人々が影響を及ぼす資本主義経営者軍団はいつまでも誤解して締め付ける。労働現場だってどんどんアメリカナイズされているんですよ、ご同輩。もう無理なんだな、思いこみで暮らすのは。遅れたっていいじゃん。ゆっくり行こうよ。ぶんわん文化。
