ほぼ足りてまだ欲 その先

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「三丁目の夕日」

 ひょんなことから「三丁目の夕日」の作者である西岸良平が同年齢で、同じ大学の同じ学部卒であることを知る。私は浪人しているので、学年は違っている可能性はある。彼は在学中に漫画研究会を創ったんだという。全く知らなかった。そういえば、彼の漫画の中に登場するいろいろな場面は私が小さかった頃、つまり昭和20年代後半から30年代の記憶そのものなんだけれど、いったいこの人ってなんだろうと思っていた。この人の細かいことはあんまり公開されておらず、世田谷出身ということになっているらしい。
 驚いたことに、どうやら「三丁目の夕日」は今年映画化されるらしい。しかも北の国からの吉岡君がやるらしいね。ちょっとというか、かなりというか、無謀だと思うな。そりゃ確かに団塊の世代はこれからの映画産業のターゲットになるはずだとは思っているけれど、この時期に吉岡君で「三丁目の夕日」はないだろうなぁ。どうも邦画界の考え方ってのがよくわからない。どうしてこういう結論になっちゃうのかねぇ。電車男のような、イメージをそれぞれの人が自分の中で勝手に作り出している物語であるならばそれはどんな風に作り出しても良いだろうけれど、「三丁目の夕日」は西岸良平のイメージがあってはっきり成り立ってきたものである、という意識を私は持っている。