ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ボーイスカウトのバザー

 10年前までボーイスカウトの小学生バージョン、カブスカウトのリーダーをやっていた。今日はその団のバザーだった。連れ合いは朝からOB会の受け持ち場所に奉仕。実は連れ合いも一緒にリーダーをやっていたのである。昼飯代わりになにかないかといってみるといつもの焼きそばとカレーライス、たこ焼きといったところで、案の定コロッケパンはすでに売り切れ。いつもあれは早くいかないと食べられない。カレーは先日酔っぱらってかえってきてから食べてしまったので、だめ。
 じゃ、焼きそばだと焼いている所に行くとそこにいた二人の青年は見たことがあるような気もするけれど、多分見たことのない奴だろうと「一つください!」と頼むと向こうから「こんにちわ!」という。「だ、だれよ?」と訊くといつもいつも油断していると何するかわからなくて手のかかる奴だった代わりに人なつっこくて常にまとわりついていた記憶の当時の小学生。あまりの変貌にびっくりする。いい男になったなぁ〜!隣にいる奴にほとんど気がつかなかったのだけれど、これがあとで訊いたらうちの息子の同級生の弟。いや私立の中高で非常勤の教師をしているという。あとでそれが判明して謝りに行く。
 ゲームをやっているところにいくと制服を着た茶髪の青年がいる。私を見るなり「あっ!」という顔をして寄ってくる。でかい!嬉しそうに挨拶をしてくれる。胸の名札を見て誰だかわかった。頭のてっぺんから出るような声で人なつっこくまとわりついていたあいつだ。これじゃ街ですれ違ったら全く誰だかわからない。隣のゲームコーナーにいたのも、彼と同年代の青年である。これまた当時はちょこまかちょこまかして追いかけるのに苦労した記憶がある。24歳だという。そうかぁ、もうそんなになる訳か。今何をやっているの?と訊くと私の母校を卒業して国立大の大学院にいるという。ふ〜ん、どこからそうなっちゃったんだろうと聞いてみたくなる。みんないろいろなところでいろいろな節目にいろいろ悩んだんだろうなぁと思うと、彼ら一人一人の成長が嬉しい。何をしていても良いから元気でいてくれるところに出会うというのは嬉しい。当時、多くの時間を彼らを楽しませる、なにかの想い出を造るということに費やしていた。もちろん好きで費やしていた。よかった。あんなことをすることのできた自分の境遇に感謝である。
 一角にボードが貼ってあって前にいろいろなものが置いてある。オークションだという。そこにモンブランノベルティーもの万年筆が二つ置いてある。いくらが付いているのかと思ったら、3千円とか2100円とか書いてある。え!そりゃオークションを書いておかなくちゃ。でもいくらかわからない。結局1万円で買い取られていったという。ちょっとそれは私の信条にはそぐわないな。