ある大学で学部長秘書をやっている知人から聞いた。不動産販売の会社の営業が毎日やたらと先生方に電話をして来るという。ご本人の電話番号までは知らないようだけれど、学部の電話番号だけ、彼らが手に入れた名簿に載っているらしい。何人もの営業担当が異なる先生の名前を次々に指名してかけて来るという。中には丁寧な人間もいるらしいが、相当乱暴な態度をとる人間が多いという。一体何だろうというので、ググって見ると直ぐに判明。新宿の高層ビルにテナントとして入っている不動産の会社。バブル期に発足したいくつもあった不動産企業の一つのようである。
しつこい電話セールスに悩まされた人が何人もサイトに会社名をあげて明らかにしているにもかかわらず、相変わらずの営業戦略のようである。こうしたただただしつこくつきまとう事によって営業成績を上げていくマンション販売はこの会社だけの話ではない。だからこそ驚く。JSADAQに上場までされているのだという。上場がいかに信頼性の証しにならないかは他にイヤと云うほどの例を見いだすことができる。各証券取引所が油断しているうちに、とうとうこのような状況を作り出してしまった事になる。上場された企業が信頼できないのだからそんな取引所は怪しさを証明したようなもの。
そういえば2-3年前までは昭和通りに大きな看板を持つ不動参会社の営業が、乱暴な口調で、引っ越したばかりの私のところにも電話をかけてきていた。「いい加減にしろ！」と云ったがやはり止まらなかった。消費者センターに相談すればよいのだろうか。昔も電話セールスというのはあった。しかし、昨今の電話セールスは平気で居直るのが不快だ。
