ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

お盆明け

 2-3ヶ月に一度は昼食に出かける知人の鮨へ行く。しばらく食べていなかったので、そろそろ禁断症状が出てきそうだった。昨日開いていたら行こうかと思ったけれど、あいにくと昨日までお休み。11時半ぴったりに口開けで飛び込む。店の中にはいつも旦那が描いた町火消しの絵が掛かっているんだが、今日は小さな団扇にいろいろな組の印を描いたものがかかっていた。次男坊はほどよく陽に焼けていて、深川の祭りでその気になっていたらしい。次から次にお客さんが入ってきて、12時にはほぼ一杯になろうというくらい。こんな時には知り合いはさっさと帰るもんだ。きめ細かいしっとりとした中トロを喉に覚えさせて最後に穴子の香ばしさを鼻に残してまた今度、ということで辞する。
 オフィス・デポでくだんのmarumanのメモ・パッドを発見して、方眼紙のものをついうっかり4冊買い込む。それでも一冊82円だったかな。山で遣うテーブルタップを探すが適当なものがない。伊東屋に向かう。先日伊東屋さんの方にお会いしたら9階のギャラリーでニューヨークに暮らす久下さんという猫の絵をお描きになる方の個展があるとお伺いしていたので上まで上がる。なるほど、何から何までに猫がらみの作品ばかりである。何匹も飼っておいでのようで、写真で映っている猫連がなかなかかわいい。こいつらと一緒に暮らしていたらなにか猫をどうにかしたいような気になっても無理はない。積み上げた本の上に猫が座っているのと、何匹もの猫を一杯に描いてある二枚の絵はがきを買っただけで申し訳がない。
 洋1型の封筒を探すも、真っ白のものしかない。真っ白のものだったらどこでも売っている。なんでオフホワイトのような封筒がないものだろう。
 今日は盆明けで仕事に行っている人が多いらしくて、この時間の伊東屋さんは空いている。おかげで店員さんに一部始終つきあってもらった。
 中2階まで降りて万年筆売り場へ来て先日の宿題を果たすために店員さんをつかまえる。どうも欧州のインクは日本のインクに比べると酸がきついそうで、しばらくおいておくと出が良くなくなるそうだ。ところが欧州のインクの方が色が面白かったり、渋かったり好みのものがある。惜しむらくは日本のインクにはおもしろみがない。真面目。粋じゃない。粋ってのは不真面目な訳じゃない。しかし、ただただ真面目じゃそうはならない。国産のカートリッジを一箱もらう。ところで、こうなると万年筆を洗わなくてはならないわけで、なんか心得がありなのかなぁと思ったら、さすがそこは伊東屋さん。洗う時にはこんな具合、という紙がちゃぁんと造ってある。本日は伊東屋さんご一同に御礼。
 千日劇場跡のソフマップにてキーボードのカバーを買う。山で遣うテーブルタップをついでに。AppleのTシャツを着た店員さんがいたのでテレビキャプチャーの話を聞く。どうやらチューナー内蔵を買い、大きな容量のHDDを誂えたら大容量HDD付きDVDレコーダー兼テレビをしつらえることになりそう。elgatoの奴が良さそうだけれど、もうそれだけで6万円くらいにはなってしまいそうである。これだったら、VHSのレコーダーを繋げちゃえばそのまま取り込むことも可能だという。それだけの値段をかけたものかどうか判断がつかない。
 上の無印に上がって山で遣うスタンドを探すが、気に入ったものがない。こうしたものはそれなりのところで探すしかない。
 上野の病院のアポイントメントが迫ってきたから病院に向かう。医者はなぜかいつもの万年筆ではなくて、今日はこれまた高級ボールペンを遣っている。あの万年筆はどうなったんだろう。「薬をきちんきちんと遣ってないんで余っているんです」というと至極がっかりした。数字がほんのわずか上がっているんだけれど、それは薬の効果だと思っていたらしい。「良いですか、今度からは朝一回で良いですから必ず実行してください、そうでないと風邪を引いた時に必ず前のような症状が出ますよ」と宣言されちゃった。ハイ!と大きな声で返事する。今度はJRで有楽町へ戻る。ついうっかり反対側のホームにおり、そこへ入ってきた山手線のアナウンスでそれと気がつく。今度は外回りの山手線に乗ると、「しゃべりおーね」が新しくなっている。三つ目が気に入らなかったのだけれど、なんだったか思い出せない。シナプスが細くなる。
 有楽町で降りてビック・カメラにはいる。地下に照明器具売り場がある。ためつすがめつするとクリップタイプのスタンドでも、1000円台から3-4千円なんて値段でいくらでもある。こりゃ山に入ってからで十分だとしれる。
 またまたオフィス・デポ銀座店によって洋1型封筒とポストイットを買う。エアクッション入りの封筒は10枚セットでしか売っていないので断念。
 旭屋書店によってアラスカの鉄道の旅に絡んだものがないか探す。ほとんどない。しょうがないから「歩き方」の「アラスカ」を購入。1,600円。多分Lonely Planetにアラスカはあるだろう。後はウェブで調べるとどうにかわかりそうだ。「世界の艦船」という雑誌が未だに続いていることを知って驚く。「船の科学」はどうなったかしらん。
 へとへとになって家に着く。これなら今晩はしっかり眠れて明日は快調だろう。
 ホリエモンが相手を亀井弟に絞って打って出るといっているそうである。どこまで行っても目立ちたがりという奴はいるものだ。
 今日の朝日新聞夕刊にカネボウ粉飾決済に至る道が解説されている。なにかといえば例の「伊藤天皇」に気に入られたいがためであったというストーリーが再確認される。
 明日は朝早くからでかける。10日ばかりお休みである。
 家に着いて汗ぐっしょりだから早速シャワーを浴びて出てくると利用可能地下鉄二本のうちの一本がボヤで止まっているとラジオが告げる。お、危なかったなぁ。
まだまだ、ホンのさわりの部分なんだけれども、いや、面白いぞ「吾輩は猫である」!あんな言葉もこんな言葉もいちいち書き出しておきたいくらいだ。巻末の注記がこれが実に傑作であるのだ。どうしよう!他のことが手につかなくなりそうである。