ほぼ足りてまだ欲 その先

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出かける

 そんな気配の中、友人の所に遊びに行く。毎年のことなんだけれども、今頃しこたま資料を持って遊びに行く。今年もあっちのお墓、こっちのお墓と墓参りツアーをやりながら長野の友人の所まで行く。3年ほど前に車を手放してから、こういう時にはすぐそばのレンタカーやさんから車を借り出して出かける。レンタカー屋のサイトには自分の借り出し履歴をみられるところがあるんだけれど、ものの見事にちょうど一年前に出かけていたことがわかる。
 この友人は今ネットで仕事をしているけれど、もう35年ほどの友達である。当時出会った友人はとても多くの人がいるんだけれど、彼とは実家が近かったこともあって学生の時からのつきあい。そしてお互いが結婚してからもつきあいがずっと続き、お互いの子どもが幼かった頃のことも知っている。
 彼は学生時代から車が好きで、彼のお父さんがお元気でいた頃は父子で車の話に熱中していたことを覚えている。何しろわが家ではそんな環境はこれっぱかりもなかったから、本当に不思議だった。エンジンのチューンナップをどこまでやっているのか、なんて話をしているわけで、そんな親子あるかよ、と眼を見張った。わが家ではせいぜい、「ウルサイ! 男は黙って飯を食え!」という程度だったから。今ではハラスメントであるが良くうちの親父は「女の腐った奴のようにべらべらしゃべるんじゃない!」といったもんだった。なんで男がしゃべっちゃいけないのかものすごく不満だった。今になってみると、ウンウン、確かに口は禍の元だったんだなぁとは思う。思いたくないが。だが、今では黙っていたんじゃ面白くないんだ、ということもわかってきた。