さすがに午前4時頃に目が覚め、コーヒーを入れて呑む。小一時間本をいじったり、テレビをつけてみたりしてひと休みののち、また寝る。結局二人とも起きたのは午前9時をまわっていた。なんと11時間ほど寝た勘定になる。疲れていた事もあるし、涼しい事も大いに関係あり。前の山道は表の通りが混んでいると通り抜ける道となるために朝からタクシーをはじめ“わけしり”の車がどんどん走る。軽く朝飯をすましてからもうひとりの友人の職場に立ち寄ってわが家では殆ど呑まないもらい物のビールをおいてくる。入り口にある日帰り浴場と食堂にやってくる人たちの車の列が引きも切らない。当面用のないわたしたちにとっては車が溢れてきてあんまり嬉しくはない。裏道を辿り、混雑を避けながら小諸のお気に入り界隈に出かける。
