ほぼ足りてまだ欲 その先

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映画を見る

 昨日の話で、映画に行くことになった。のんびりしていたらぎりぎりになってしまって、たどり着いたら既にコマーシャルが始まっている。日劇のピカデリーの小さい方だ。こっちは奥行きよりも左右の方が廣いんじゃないかと思うほどで、真ん中辺に座ったけれど、やたら画面が広くて大きくてこれで大丈夫かなぁと思った。ところが映画が始まってみるとストーリーが単純、というのもあるけれど、動きがやたら激しいものでもなかったからさほど気にならなかった。映画は「Charlie and the Chocolate Factory」である。


 この映画は六本木で見るべき。知らなかった。帰りしなに女性の従業員の方に、「こんなことを聞いたんですが・・」とお尋ねすると「それは六本木です」とのお答え。そりゃ残念。それにしてもなんで同じ料金なんだろ?尤もあっちだけ料金を高くしたら来るのかどうか。もちろん私たちは得意の「50割」で入ったんだけれどね。そうそう、今や高校生三人寄ったら一人千円、なんてのも始まっているという。いろいろなことを考えはじめたみたいだ。


 ジョニー・デップという役者はなんで人気があるんだ?この子役はとてもうまいキャスティングだったなぁ。あの子はストレートに育たないと大きくなったらジャック・ニコルソン顔になりそう。お年寄り俳優がみんな良い。いろいろな訛りの英語を聞くことのできる映画。そしてオヤジギャク満載。はなから「chocolate bar」ならぬ「chocolate bird」だったし、「whipped」クリームのところで乳牛を鞭で打っていたりして。そりゃ同じ言葉だけどねぇ。笑った。今ひとつは映画の中に出てくるclotted creamである。これは字幕ではやはり「生クリーム」とされていた記憶。これ実は大きく異なる。しかし、日本ではこのクロテッド・クリームを食す習慣がない。買おうとしても買えるところが非常に少ない。非常に脂肪分が高い。白くなくて、むしろ黄色く見える。ホームメイドのスコーンには欠かせない。デボンシャイアー・ティーといえば必ずこのクロテッド・クリームとジャム、そして紅茶がスコーンと一緒である。見て良かった映画である。(私は総じて甘いのだ)