突然玄関先に東京電力のヘルメットを被った男が来た。なにかと思ったら電気メーターの交換だという。ちょっと待ってくれ。この集合住宅はできあがってからまだ3年にならない。どういうこと？調べてみると、どうもこういうことらしい。電力会社のメーターはこの住宅のものではなくて、あくまでも東京電力のもの。「計量法」に従って検定を要するが、合格してもその有効期限は10年であるため、有効期限が切れる前に東京電力が自分で取り替えに来るものだということだ。
それにしても突然やってくるとは怪しい・・・。「そんな話聞いてないぞ」というと、東電の作業者（と主張する男）は「いや、先々週の土曜日にご案内を入れてあるはずです」と譲らない。じゃ、とりあえず換えていきなよ、というと彼はメーターボックスを開ける。すると「あっ！」と声を上げる。「先月既に取り替えてある・・。すみません、まちがえました！」といって帰って行く。本当・・・？向こうもやりにくいかもしれないけれど、これだけ人を騙す奴が跋扈しているとこっちも疑い深くなる。
へぇ〜、メーター交換の勉強にはなるな。
