「Aquarian's Memorandum」さんのブログを久しぶりに覗かせていただくと“「なぜ、男は老いに弱いのか？」を読む妻”というエントリーである。その本もさることながら、夫婦の力関係が、二人だけの生活に戻るとともに、徐々に逆転現象を呼び起こしていくところなんぞ、人事（ひとごと）とは思えず。尤も年代としたら一回りこちらの方が若いのにもかかわらず、である。これからこの傾向はどんどん加速されていくだけでなく、こどもがこれまでのわが奔放、傲慢なる生活形態に対する憎悪の念から一方的にあちらサイドのサポーターとして機能することが容易に想像されるため、形勢不利は自ずと明らかなり。よくよく考えてみるとわが亡き父のそのままをなぞってきた報いなり。
