ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

土曜ワイドラジオ東京

 先週「あなたの一番幼かった時の記憶は何歳の時ですか?」というテーマで葉書を募集す。4歳くらいの時、霜が解けてぐちゃぐちゃする庭で下駄を履いて蒲団を干す母の横を歩いていた自分なんだけれども、なんと「母のお腹の中から“箱根”の文字を読んだ」なんてぇ人まで出てきちゃう始末。どうも最も多いのが3-4歳の時ということだそうで、全く私は平均点であるということが分かった。私の連れ合いはもっと後にならないと記憶がないんだそうだ。どうしてなの?
 で、私の葉書は読んではもらえなかったんだけれど(どうしてこうして読んで貰いたいのかなぁ)、そんな話を聞いているうちにもっと幼い時のことを思いだした。
 2歳くらいではないかと思うのだけれども、私は親が風呂に入れてくれていた(まぁ、どこの家でもそうだろう)。で頭を洗うのに、仰向けに抱かれ、頭を逆さまにされてお湯を掛けられていた。木の風呂桶にはステップがあって、そんな状態になるとそのステップの裏が見えちゃう。そんなところは誰も研いたりしないからその裏が黒くてぶにゅぶにゅしていそうに不気味だった。だから、頭を洗われるのがいやだった。いや、頭を洗われるとそれを見なくちゃいけないので、それがいやだった。しかし、どうして子どもはそんなことを云わないのだろう。それともいえる雰囲気じゃなかった、ということなんだろうか。