ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

テレビ朝日・サンデープロジェクト

 民主党の前原が登場するも田原総一郎、松原、岸井の追求に、前原はただただ頑なに言質を取られないような対応に終始。これじゃ、トラブルの前で平然としらねぇよと云う自民党のこれまでの体質と全く同じレベルにいる。こいつは野党のやり方じゃない。彼は「民主党の議員で質問する人間がたくさんいるので、その全部について精査はできないんだ」と言い訳する。それだったら党派を組む理由がない。だったら党という組織ではなくてもっと緩い会にすぎない。やることもやれない野党なんて意味がない。
 口座なんてこんな具合にごたごたしている間にどうにでもなってしまうだろう。自民党はこの場合本来的には自ら身の潔白を示したらもっともっと民主党をたたきつぶすことができるだろう。しかし、それをしなくても良いという判断をしているのは、民主党が自壊していることを認識しているからだろう。そこをつくと今や盗っ人猛々しいという批判を受けるんだろう。しかし、ここで口を拭ってにまにま対岸の火事を見ている姿は見ていて汚らしい。
 日曜日はこの番組の前にNHK日曜討論がある。与謝野が出てきて景気論議ICUの八代先生とみずほの人間としていた。ちょっと気が付いたのは与謝野が「非正規雇用はワーク・シェアのひとつだ」と発言したことである。日本の政府与党、財界は非正規雇用をうまい具合に使ってきたし、これをこれからも利益を生じる原点としてうまい具合に使っていくだろう。しかし、本来的な「ワーク・シェア」とは人間が分担する労働力として同じような社会保障を得られる立場で、複数の人たちが働くことを云う。その全ての対価が異なる条件のもとに設定されているというのは「ワーク」をシェアしているとは云わない。搾取しているという他はない。しかも、もし、これをシェアだというのであれば、この搾取は搾取されている本人から搾取しているだけではなく、それまでその仕事を担当していた正規雇用者の仕事をただ取り上げていることになるのであるから、はっきりいえば資本家のやりたい放題だと云うことになる。
 ま、言わずもがなではあるが、政府与党は誰の利益を代表しているのかと云えば、パー券を買ってくれ、政治献金をしてくれ、票を集めてくれる人を代表しているに過ぎないのだから、その基本的な立場を忘れて何もかも預けるのだけはやめよう。