ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

やってる!

 朝、一心不乱に職場に向かって歩く。この時間がバスのダイヤの谷間。途中の公園で眼をやるとおばさん二人とおじさん一人の三人が公園の片隅で、丁度手に余る程度の玉をいくつも前にしている。真ん中に赤い小さい玉がある。歩きながらじっと目を注ぎ、なんだかペタンクでもやっていそうな道具立てだよなぁとと思って見ていると、まさにそのおじさんが玉を手にしてふわぁ〜んと投げた。なんだ!まさにこりゃペタンクじゃないの。何でまたこんなところで、こんなメンバーがペタンクに熱中しているんだろう!?確かにお年寄りの遊びなんだよね、これ。ローン・ボウリングでいうジャックをペタンクではビュットというらしい。
 そういえば昔、ローン・ボウリングのことを説明する時に「ペタンクに似たルールなんですが」と云ったら、横で聞いていたオーストラリア通を認ずるおじさんが「そんなのとは全く違うよ!」と勢い込んでいっていたのを思い出す。その時は「何いってんだよ!」と若気の至りでむかついたけれど、今から考えてみると彼はペタンクのなんたるかを知らなかったにもかかわらず、とにかく若造にイニシアティブを取られたくなかったと云うだけのことだったんだろうな。なんでも「白を黒」と云ったらそうなる、という典型。その職場を質として良いものに保っていきたかったら、そこで徹底して抗うべきだけれど、その職場をただ単に波風の立たないところにしておきたかったらそのままにしておけばよい。その当時の私は全く理解力を欠いていたので、こんなくだらないことで争ったってしょうがない、と思っていたから放りっぱなしにしておいたが、それが間違いの元だったな。