ほぼ足りてまだ欲 その先

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なんでの早生まれ

 4月1日、エイプリル・フールである。最近ついた嘘は一体なんだろうかと考える。あまりにも細かいところでしょっちゅう嘘をついているので、どれといって取り上げることが難しい。嘘つきは泥棒の始まりといわれた訳だけれど、幸いなことにまだ泥棒までには至っていない。あ、いや、ひょっとしたら気がつかないうちに泥棒をしているかも知れない。ま、泥棒と云うよりも「ずる」かも知れない。借り出していた本を期間が切れても返しに行っていないとか、人から借りたものをそのままにしているとか。多分ひとから借りたミュージック・ソフトもそのままのものがあるんじゃないだろうか。
 その4月1日は連れ合いの誕生日である。朝の8時に友人から「お誕生日おめでとう」という電話が入り、その音でこちらも眼が覚める。他人に先に「お誕生日おめでとう」を云われてしまった。意外と知らない人がいるのがこの日生まれまでは早生まれで進学すると云うこと。なんで3月31日ではないのか。日をまたがって生まれてどっちだかわからない人があり得るから、だと思っていたけれど、それじゃぁ4月1日と2日の間でも同じようなことが起きる訳だし。と思っていたら、さすがにネットは便利。こんなサイトを発見。それがこちらである。「民法第143条によると、満年齢は起算日に応当する前日をもって満了する」んだそうで、4月1日生まれの人はその日から365日後、つまり満一年の完了日が3月31日であるから、「早生まれ」とするのだそうだ。これで、またひとつ知識が増えた。今頃知ったのかよ、という驚愕の念も同時に持つという訳である。
 夜中に目覚めて知る。友人夫妻に第一子誕生。あたかもこの子のために早生まれ理論を調べたようである。明確にわが連れ合いと誕生星座が同じ訳で、この子はさぞかし幸せなパートナーに恵まれることであろうというとなにか飛んでくるかもね。おめでとう!