ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

強行採決

 衆議院厚生労働委員会は医療改革法案の採決を強行して一気に片を付けてしまった。民主党のやまのい氏のメルマガによると厚生労働省の「医師の需給に関する検討会」が昨年の2月から12回の集まりをもちながらもなお結論を得ていない状況で、一気にここまで片を付けるということはこの検討会の役割を全く無視しているということになる。検討会に出席しているメンバーも良くここまでバカにされていながら声を上げないでいられるものだと感心する。医療の現場をきちんと把握することなくどんどん進んでいこうとする体制は、あれだけ大騒ぎしても何も良くならない年金や介護保険のことを考えると厚労省+自民党 with 公明党の罪は軽くない。本件にしても、天下の悪法、共謀罪にしても、これに組した議員をきちんと把握していなくてはならない。
 それにしても厚労省のウェブ上でこの検討会の議事録がいまだに昨年末の第10回のものまでしかアップされていないというのはお粗末きわまりない。いくら「お役所仕事」とはいえ、この時代にこんなサービスでよいと思っているのは情けない。
 介護保険の利用者負担を1割から2割にあげようという企みを持つ自民党のこのお粗末な発想はもはや政治とは云えない。取れるところから取ればそれで良い、そして自らを単なる利益者代表と貶める発想しか持てないというのは実に貧困な政治というしかない。