ほぼ足りてまだ欲 その先

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不正直ものの頭には神は宿らない

 うつろな目で見ていたテレビ「サンデー・プロジェクト」で竹中先生が蕩々とまくし立てておった。彼が云うことは間違っちゃいない。「ちゃんと頑張った人にはそれなりの成果がなくてはならないし、失敗した人にはやり直せるシステムがあることは必要です」というのだ。これだけ聞くと何も間違っていない。でもやられていることがこの通りのことなのかどうか、という点とは別物である。「ちゃんと」じゃなくて、ずるした人が儲け、成果を手に入れており、それを助長しているのが現政権だったのだし、自殺者をこれだけの数を出し、マイノリティに対してその負担を増やしてきたのが現政権であったことを無視して云っているだけのことだ。といったらきっと彼のことだから「現政権でこれを完成したとは云っていない」くらいのことは平気で云うだろう。
 米国の要求通りに小泉政権が「改革」してきたのではないのだ、としきりに強調していたけれど、これまでの米国の要求通りになっていることは誰の目にも明らかじゃないか。明らかなことを「そんなこたぁありません」と云ってしまえる、云ってしまわくてはならないとしている彼らは本当に気の毒な存在である。「オシムって云っちゃったねぇ」という川淵三郎の方がまだ愛嬌があるか。