ほぼ足りてまだ欲 その先

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ルシール・ボール

NHK BSで「アイ・ラブ・ルーシー」50周年番組を見る。
 私が子どもの頃に日本で放映されていたアメリカの1950年代から60年代のテレビドラマというものは大変に大きな影響を私たちに落としこんだ。これはただ単なるバイ・カルチャーとしてのみ語られるのではなく、つまり真っ正面からその影響力を取り上げられるべき多大な力を私たち、いや少なくとも私に落としこんでいる。それはいま「まさかぁ〜」と云う雰囲気での取り上げられ方しかしない、ゲーム文化が現在の思春期を挟んだ少年少女層に与えている大きな影響力にひょっとすると匹敵するといっても良いかも知れないのである。
 その中でルシール・ボールと当時の夫、デジ・アーネズがドラマの中でも夫婦を演ずる「I Love Lucy」の放映から50周年になるのだそうだ。尤もこの番組のオリジナルは1951-1957年なのだそうだ。番組は二人の娘と息子が出てきて狂言回しをするが、コメンテーターにはシュワルツネッガー初め(なんでシュワルツネッガー?)、ウーピー・ゴールドバーグディック・ヴァン・ダイクアントニオ・バンデラスアンディ・ガルシアと何人もの人が出てくる。番組の中での設定は本人がまさにその通りである旦那がラテンバンドのエンターテイナーで実際の生活通りに番組の中でもルーシーは妊娠する。改めてこの「私が懐かしがる」番組を見ていて驚いたのは、当時の番組中に出演していたとてつもない有名人ゲスト達である。ボブ・ホープジョン・ウェインウィリアム・ホールデンから始まって本当に凄いメンバーだったのだとびっくり。
 ルシール・ボールはその後、デジ・アーネズとは離婚し、その後創られた、ルーシーが未亡人で、ムーニーさんの下で銀行勤めをするシリーズの「ルーシー・ショー」(1962-1968)も忘れられない。「カーマイケルさん!」は懐かしい。