ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

NHKもなかなかやるじゃないか

 ビートルズ来日40周年絡みのニュースが流れるという噂をmixiビートルズ・コミュニティで知ったので、めったに見ないNHKの21時のニュースにチャンネルを合わせていた。
 たまたま与党と政府の間での財政・経済一体改革会議の実務者協議会での「2011年度の黒字化(基礎的財政収支)を目指すため、歳出削減のメドを11兆4000億円から14兆3000億円とすることで合意した。7月7日に閣議決定する「骨太の方針」に反映させる」絡みのニュースが流されていた。
 そこで、例の愛人スキャンダル、それも覚醒剤絡みのスキャンダルで森第二次内閣の官房長官という立場をたったの3ヶ月半で棒に振ったにもかかわらず、そんなものはどこ吹く風と睨みをきかせる、これまた二世議員で、品位のかけらも見られない自民党中川秀直政調会長が例の野太い声で登場。あのスキャンダルからまだ6年もたっていない。この世界はどんなことがあっても大丈夫なようで、なるほど、あいつにとっては多分端金の5億円の保釈金を払ってとっとと出てきちゃった村上にこれなんて端の端金である1千万円を倍以上にしてもらった福井のおっさんが、辞めやしないのもこいつらとつきあっているんじゃそんな価値観で染まってしまうに違いないわけで、あの福井のおっさんが決して悪いわけなんかじゃないのだ。あの辺の世界観が彼(一体どいつのことなんだか分からないけれどみんな一緒だから良いけれど)をしてそんなこたぁ大したこたぁねぇんだよ、と居座らせるものとなるわけだ。
 なんという人か知らないけれど、アナウンサー出身ではないであろうと思わせるNHKの男性キャスターが「骨太でなくて、骨抜きだという声もありますが」と云ったら声を荒げて「一体どこが骨抜きだというのか」と迫る。「上限14兆3千億円の86%を削減しようとする計画のどこが骨抜きか!」と。消費税の税率を上げるという点については「来年の様子を見て」と云う中川にそのキャスターが「それは来年参議院議員選挙があるわけで、その選挙のあとにするという意味ですか」と聞くと、カッとした雰囲気で、「構造改革二期目五年間の初年度たる来年の様子をしっかりと見て、それから考えようという計画であって、選挙とはなんの関係もない」と見得を切る。あげくに「国民に負担を押しつけるものではない!」と大きな声できっぱりと・・・・・・。
 NHKのこのキャスターの将来が不安だけれども、この真っ正面からの直球勝負は良いんじゃないか、と思った・・・なぁんて、こんな単純な考えをするおっさんばかりだったらNHK自民党もやり易いんだろうけれどね。