寝よう、寝ようとしながら、結局最後まで見てしまったイタリア対オーストラリア戦だった。後半のしかもロス・タイムが終わりそうな時点でのPKを決められて、万事窮した。あのファールについてはオーストラリア国内についてはいつまでも語られることになるのだろう。
なにしろ、後半になってイタリアは一人退場。ヒディンクは一人交替させただけで、延長に備えているかのように選手を替えない。やっぱりマジックか、と思わせ、これなら延長に入って圧倒的な力となって現れるな、と期待させた矢先の出来事だった。イタリアが一人足りなくなっても、焦って仕掛けることをせず、外から慎重に対応してきた選手達の見事な統率はある意味物足りなかったりしたけれど。
オーストラリアの新聞は大騒ぎで、「強奪された一点！」と見出しは踊り、ビデオの中でもはっきりと泥棒！と叫んでいる。
一方ヒディンクの評価は上がるばかりで、ジョン・ハワードはヒディングになんらかの感謝の念を表したい、という意向のようである。彼はこの後ロシアなのか。
