ほぼ足りてまだ欲 その先

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河野太郎

 党内の推薦人20人はまだ集まっていないと自分のブログに書いている。それでも彼は総裁選を諦めていないそうで、もしこれが党内だけの選挙でなく、広く国民の推薦人を求めるのであったら「あなたは推薦人になってくれますか」というキャンペーンをやっている。これも面白い企画ではあるが、書き込んでくれる人のスタンスが勝手に河野太郎自身のスタンスとして認識されてしまう危険性というものがあるような気がして、諸刃の刃かも知れないという気にさせる。読売新聞が勝手に「河野太郎は断念」と書いたと怒っている様子も読める。彼の様子を見ていると右派だとか、左派だとかいう軸では語れなくて、むしろフェアかアンフェアか、あるいは正義=ジャスティスというような軸で語るべきであるという気がする。河野一郎については私は余りよい印象を持ってはいないのだけれども(それも単なる印象にしか過ぎないが)、河野洋平のスタンスから河野太郎のスタンスは繋がっているという印象である。あぁした軸は自民党の中ではむしろ異端なんだろうな、ということは概ね予測はつくが、自民党の中が実に魑魅魍魎であって、未だに吉田茂田中角栄から繋がる「政治とはその場しのぎである」という観念に何時までも縛り付けられていることが明白だ。そしてそうした輩に騙されてしまっているのか、支持しているというのが私たちなのだからこれは自縄自縛なんだということだろうか。