ほぼ足りてまだ欲 その先

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さすが

 日本テレビ「遠くへ行きたい:京都こだわりの異邦人たち」は京都に住む、日本文化にどっぷりと浸かって地に足をつけて暮らす外国人たちを訪ねる。京都の伝統建築を解説してくれるのがニューヨーク生まれの建築家ジェフリー・ムーサス、日本初の女性能楽師範のニューヨーク生まれリベッカ・ティール、「古武道竹内流」を伝える聴風館道場イギリス人のアンナ・シーボン、洛北の美山町で古い農家を借りて木工制作に取り組むアメリカ人のダグラス・ウッドラフ、天竜寺のなかの小さな庵の南芳院に暮らす禅僧ドイツ系アメリカ人のヘンリー・ミトワ(88)。かつて日本に暮らす外国人は箸が使えたら日本通だったものだ。この人たちを見ていて舌を巻いた。考え、理解し、きちんと見つめる姿はその辺にいる日本人は遥かに足元にも及ばない。異文化の研究、探求はそんじょそこらで語ってはならないなぁと自己反省する。極めるにしても漫然としていたら極めることは難しい。
 今日はこの後の例のトークものの番組を一切見ないことにした。ストレスがたまるばかりだからである。