ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

他の方のブログを

 読ませて頂いているといろいろなことを思ってしまって、他になにも手に付かなくなってしまう。先日銀座の靴屋さんのことを書いたのだけれども、全く同じお店のことを書かれているを発見。その方は何となくアイロニーのある街角の風景を本当に巧く切り取ってこられるので見逃せないのだ。
 そして、その写真の切り取り方の秀逸な方と云えば、さすがにお仕事柄グラフィックに関する感覚とそしてアイロニーの滲む文章がとても嬉しい電脳六義園通信所さんである。そして特に私にとってはこちらの方が時として触れられる清水弁がなんともはや、私の郷愁をそれはそれはいやというほど揺さぶって下さる。私は何度も同じことを書くけれど、子どもの時の想い出はいつまで経っても其のままの形で蘇ってくる。三保半島の先端に向かってじりじりと照りつける夏のお日さまのもと、白いピケの帽子を被って歩き続けた夏休みの朝。自転車に乗って「いるか」を見にいこうとやっぱり三保の本村の先をいくと、きっと匂ってくる蜜柑の皮を干す匂い。シラスを大きな窯で茹でるなんとも生臭い匂い。冬の強い西風に乗ってむこうのほうから「お〜いぃ〜」と叫ぶ友達の声が聞こえるようだ。