こちらのサイトから米国のこちらのサイト、「open culture」なるサイトを知る。ここには全米の著名な大学が公開している講座、あるいは卒業生向けの講演をMP3やpodcastあるいはreal playerのソフトの形で聴くことができる。中にはもちろん映像込みのものもある。私が一年ちょっと前にこうした公開講座を探した時にはせいぜい、プリンストン大学のサイト、あるいは数カ所の大学のサイトがあっただけではあったがどんどんこの種のものが公開されてくるだろうという予感はあった。多くの場合は不特定多数に公開されていなくて、登録されている人にのみ提供されているが、著名な大学であればあるほどその公開度は高い。特に驚くのはUCLAの様に云う塚の授業のほとんど全ての毎週の講義をアップしてあるというものである。あたかも大学で本当にその授業に参加しているようで、昔の学生時代のことを思い浮かべてしまう。こうなるとやっぱりいつまでも古いiPodで我慢しているのでは損をするような気がする。できることならば自分の興味深い講座を選んで聞ける所まで行くと良いのだが、それでは大学が儲からないか。私の母校では紀要をpdfファイルにして公開する程度のことはしているが、多くの日本の大学がここまで公開性を高めることができる日は来るだろうか。
