《写真：中央区新富1丁目17番地 正金アパート》
新大橋通りに面している。あんまり詳しく説明しているサイトは見つからないのだけれど、どうやら1931年竣工のもののようだ。なんと75年経っているということになるなぁ。実はよく見ると入口のところに「入居者募集」の看板が出ているのだけれどこれはどうもずっと出ているようだ。この庇や出窓的な雰囲気、そして下駄履きだという点が稲荷町の同潤会上野下アパートメントハウス（竣工1929年4月「1408トラのアルバム2005/3/7」に既掲載）に似ているような気がする。こちらに歌舞伎界の付き人の人が入った時のことが書いてある。風呂がないので新大橋通りを渡って「入船湯」という粋な名前の銭湯に行ったそうだけれど、今でもその銭湯はある様子だ。ここの一階に貝を食べさせる店があるんだとこちらに紹介されている。よく考えたら、かつては良くこの前を車で通過していた。》
